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スタッフインタビュー
患者様と病院の架け橋に
石川 航太
いぶき薬局 薬剤師 入社6年目
仕事をする上で大切にしていることを教えてください
薬の専門家として「患者様のために出来ることは何か」を考えながら日々業務に取り組んでいます。
現在、小児科の門前薬局に勤務しているのでお子さんの薬を調剤する機会が多いです。お子さんがきちんと薬を服用してくれるように、剤型(お薬の形)の変更や、他に服用している薬の飲み合わせについてしっかりと確認しながら仕事をしています。
小さいお子さんはその時の機嫌や、薬の味が嫌だと薬を飲んでくれない時があるので、お子さんの様子や嗜好を聞き取って親御さんが薬を服用させる時に困らないように、飲ませやすくする工夫を説明するように意識しています。
粉薬の服用を嫌がっていたお子さんへ薬を説明した時に、服薬補助ゼリー(薬の苦みを感じにくくするゼリー)に混ぜたところ喜んで服用してくれたので、それからはちょっとした工夫を忘れないように意識して日々患者様に向き合っています。
自分の仕事のこだわりや、患者様へのサービスで心掛けていることを教えてください
お子さんの患者様の場合、感染性の病気になると兄弟へうつってしまうので短期間でご家族が交代で受診するケースが多くあります。その時に、家族構成を知っていると受診されたご家族以外の容態を確認出来たり薬学的にフォローができるので、家族関係を踏まえた患者様へのサービスができるように心掛けています。
例えば、吸入薬を処方することになったお子さんには薬を渡した時に使用法の説明を行いますが、その後しっかりと使えているかどうかは次回受診するまで分かりません。
ですが、家族構成や処方内容を把握することで他のご家族が来局された時に、その後の経過を確認する事が出来ます。短期間に受診される患者様が多い小児科の門前にある薬局という特徴を活かし、薬を渡した後のフォローアップもできるように心掛け、サービスの向上に努めています。
患者様とのやり取りの過去の体験談
お恥ずかしい話ですが、私の伝え方が適切でなかったことが原因で親御さんに勘違いをさせてしまい、お叱りを受けたこともありました。
そういった経験も踏まえ現在は、起こりうる副作用について誤解がないようにかみ砕いて説明し、なぜその薬を服用しなければならないのかをしっかりと理解してもらえることを意識してお話ししています。
薬は人命に関わることが起こる場合もあり、何か起きてからでは遅いですし、理解してもらうことでその後も安心して服用を継続していただけるケースが多いので、不安を取り除くよう患者様と向き合い薬の説明を行っています。